2009年の名作
イーストバイウエスト時代のA.P.C.
当時結構
雑誌等で穿いている人を
見かけたので結構ヒットしたジーンズ
なんじゃないかなと思います。
その名の通り通常のジーンズの
表と裏が逆になっている仕様で
横糸の生成り糸の方が表で
インディゴ面が裏になっています。
そして肌にザラつくことを想定してか
ライトオンスのデニムを使用しているので
着用時ゴワゴワしません。
今になって、これがアーカイブと
なって改めて見た時に
これすごいなぁと俺が思うのは
デザインというより
A.P.C.というブランドが自ら
作り上げて来たものを
ぶっ壊しているようで、
でもA.P.C.だからちゃちく見えないんだなと
思ってて、
Levi'sがちょっと前にBEAMSの別注で
半分1stで半分2ndみたいなジャケット
作ったじゃないすか、知ってる?
検索してみて。
ジーンズも作ってた。
その時思ったけどなかなか飛ばしてる
デザインだなーと思ったんだけど
Levi'sがこれやることって
もうほぼ無いんじゃないか、
そしてもしやったとしても
世の中の"新しい"と思ってもらえるのって
同じようなことやってても
人生で一回きりじゃないすか。
もしくは100年とか時が経つまでは無理。
そういうのが発売されてたって事実を
知っている人が
いなくならなければいけないからね。
そして従来のどちらかというと
堅実なイメージをぶっ壊してはいるのに
Levi'sだから失われてない
"何か"があるんすよ。
だってLeeやWranglerの
同じデザインのもの誰が欲しがるの?みたいな
Levi'sでなければグッとそれを求める
消費者が少なくなることが容易に
想像出来るくらいのデザインなんですよ。
それはやはり世界まで広がった間口と
ブランドとしてやり続けたことの上で
そういう派手なことをしているから
ある程度何をしても揺るがない
実績と認識による定着が凄まじいんですね。
だから半分にしようが裏返しにしようが
欲しい人がいるんです。
A.P.C.も同じです。
アメリカのLevi'sのように
A.P.C.もフランスでは最早国民的なんです。
そして積み上げてきたものが違う。
やってることはマルジェラと同じすからね、
でもあのシーズン感のような
悪く言うと浮ついた感じがなく
いつまでも穿けるものとして
生み出されてる。
それはブランドとしてのアティチュードが
認識されてるからです。
だから中途半端なとこがこんなことやっても
ただのとっぴなアイディアなだけの
人を選ぶジーンズになっちゃうんです。
ベーシックまで昇華したからこその
デザインの許容
これは「このデザインだから欲しい」ではなく
無意識下で起こる「A.P.C.だから欲しい」
ってなるものなんです。
すごいよ、それって。
小さいレディースサイズ?と思っちゃう
サイズ20台のインチしか
もう出てこないのでメンズサイズは
なかなかに希少
シルエットはLeviで言うとこの
519や505のような
A.P.C.お馴染みのスッキリとしたジーンズです。
なかなかコンディション良いですので是非。
*裾は切りっぱなしになっています
COLOR
Indigo Inside Out
Size 30(実寸は表記よりもう少し大きいイメージ)
【実寸】
ウエスト82
股上26.5
股下71
ワタリ29
裾幅18
*単位は全てcm,計測方法により若干の誤差が出ます。実寸は参考までに。
尚、この商品はusedになりますので現状でのお渡しとなりますのでご了承下さい。
着用モデル176cm 67kg